会長ご挨拶
鶴翔会の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度皆様のご支援の下、豊岡伸一鶴翔会会長(医学部長)の後任として2025年4月より鶴翔会会長を拝命することになりましたので、ご挨拶を申し上げます。
医学教育におきましては、令和4 年度の医学教育モデルコア・カリキュラム改訂を踏まえ、今後は診療参加型臨床実習 (基本・選択制)において学生の医行為実施及び学外実習の実施をこれまで以上に推進することが求められています。カリキュラム委員会に教員と学生に加えて、学外教育病院の指導医や、医学部卒業生代表など広い範囲の教育の関係者の代表を含むことが望まれており、今後は、2025年度のカリキュラム委員会の委員依頼時に学外教育病院指導医や卒業生の追加、学生の医行為に関する基本方針案の策定並びに学外臨床実習施設の確保・拡充に向けた準備について検討しています。
医学研究ですが、岡山大学は、岡山大学ビジョン3.0(2022~2027)「ありたい未来を共に育み、共に創る研究大学」や岡山大学長期ビジョン(~2050)「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」を目標に掲げており、我が国のトップレベルの大学として、世界に伍していける研究大学を目指しています。岡山大学医学部はその先鞭をつけるフォアフロントに位置すると考えます。
岡山大学医学部と岡山大学病院は、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」のもと、「デジタル田園健康特区(岡山県吉備中央町)」に取り組み、さらに「臨床研究中核病院」、「がんゲノム医療中核拠点病院」、「橋渡し研究支援拠点」としての機能を有し、それをバイオバンクや産学共創活動の促進を展開する「BIZEN-プロジェクト」がサポートしています。また中国・四国地方と兵庫県西部にある基幹病院58施設で「中央西日本臨床研究コンソーシアム」を結成し、約2万2千床を備えた「メガホスピタル(巨大病院)」体制を構築しています。また岡山医療連携推進協議会(CMA-Okayama)では10病院で、治験・臨床研究ネットワークを形成し、あたかも一つの病院のように治験を受託し、ドラッグロスやドラッグラグを解消して多くの方に有効な新薬が届けられるよう努力しています。
岡山大学の「地球と生態系の健康(Planetary Health)」の実現や、「グローバル・エンゲージメント戦略」の推進に、岡山大学医学部が大きく貢献し世界に羽ばたくよう、教育・臨床・研究の多方面におきまして、鶴翔会の皆様のご指導・ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月
鶴翔会会長(医学部長)
和田 淳
